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写真が好きな理由

今度縁あって、とある媒体で

インタビューをしてもらうことになりました。

事前に送られてきた内容の中に

『写真の好きな理由は?』という質問。


最近よく見つめ直す過去の記憶。

私の両親は私が小さい頃から不仲で

中学3年生の頃には離婚しました。

ずっとその様子を見続けてきたので、

その結果は本当に良かったと当時も今も思う。


ただ、小学生の4年生くらいから

母が作っていた私のアルバムは

ぱたりと更新が途絶えていました。

家族みんなの写真が

もうその頃には全くなくなっていたのです。

.

中学3年の頃からは

写ルンです(時代笑)を使って

友達を撮った写真が今もたくさん残っています。

少し前までは何も思いませんでしたが、

そういうことだったんだなぁと思う。

.

自分がちゃんとそこにいたことを

幼いながらに残したかったんだろうなぁと。

友人との記念撮影ばかりですが、

あの頃から写真を撮っていました。


今、いろんな家族の写真を撮る機会が増えて

改めて思い返したけれど、

やっぱり私にはこの行為が

昔から大事なことだったんだなーと気づく。

そして、自分はできなかったこと、

それがどれだけ尊いことで、

それを撮る側になったことが何とも感慨深い。

家族写真って本当に素敵です。


なんかごちゃごちゃになったけど、

今感じたこの思いを残しておきたくて書きました。

今ここにいること、ちゃんといたこと

記憶は曖昧になるけど、残っていると鮮明に蘇る。

私は写真のそこが好きで、大切にしたい感覚です。


 
 
 

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