”ふたりらしい”
- Shiori Hatakenaka
- 2021年9月16日
- 読了時間: 3分
夏の始まりに、
今年の春、家族になったばかりのご夫婦の写真を撮らせていただきました。
結婚式の準備をするなかで自分たち2人の写真が少ないことに気づき、
撮っておきたいとの希望からの撮影依頼。
場所の選定にて迷われており、 どこか思い出のある場所はありますか? と聞いたとき、 二人でお弁当を食べた思い出のある公園の存在を聞き、 わたし自身も前から撮影したら綺麗だろうなと思った場所だったので、 今回はその公園で撮影することになりました。
加えて、 撮ってみたいイメージや撮りたいポーズはないか聞いてみたところ、 返ってきた返信に添えられたイメージ写真は、 前にわたしがパートナーと映ったおもしろ写真。
『本当に仲がいいんだなということが伝わってきて。』
『かしこまったのはお互い照れてしまうと思うので、笑いあえてたらいいな』
と言葉が添えられました。
そんな事前のやりとりを経て、撮影当日。
全身黒で服を合わせてきたお二人。 撮られ慣れてないからと少し照れていたので、 お話しをしながら少しずつ撮影していくことに。
これから夏が始まる初夏の、 皆が行動し始めるより少しだけ早い休日の朝。

川が目の前にある立地の公園で、 川面に反射した朝日がとっても綺麗な時間が 第一印象で感じた優しそうな雰囲気のお二人にぴったりだなと シャッターを押す手が進みました。
わたしのおもしろ写真に対して
『同じポーズをしているのもいいなと思って』
と事前にコメントがあったので、 少しおふざけの写真も入れたく この公園で撮りたいと考えていたシチュエーション。

堤防の上で青空をバックに。
堤防沿いを歩く姿を下からおさめようと お二人に先に上がってもらい、 カメラの設定をするわたし。 その間も、楽しそうに話をしているお二人に 表情筋が緩むのを感じました。
最後は河原で撮影。

『サンダル持っていきます』 と事前に用意もしてくれ、 戸惑なくざぶざぶと川に入ってくれるお二人。
わたしの方に向かって水面を蹴ってもらい 素敵な写真が撮れ、お二人に見せると
『あんな機械的な動きが!』
と笑いが起きました。 (機械的と言ってましたが、写真は終始笑った二人が映ってました^^)

結婚証明書も撮って欲しいと希望があったので、 そちらも2人に持ってもらって撮影しましたが、 そこに書かれていたお互いの好きなところ。
『笑った顔』 『優しくておおらかなところ』
そう書かれてあったお互いへの言葉にわたしもうんうんと納得。
少しの時間でしたが、 一緒に過ごす時間を通して その言葉を本当に感じさせるお二人だったなと感じました。

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撮影が終わり、少しの期間をもらって、
写真データのお渡しを。
『この写真のように、他の人達から見て自分たち二人がこんな風に見てもらえていたら嬉しいな、と思いました』
そう言葉をいただきました。
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つい先日、結婚式を終え、 ウェルカムスペースに飾られた写真の報告をいただき、写真をみてまた緩む表情筋。

(※実際にいただいたお写真) たくさん使っていただき、
また、家族の方からも ふたりの雰囲気が伝わる写真だったとコメントをいただきました。
”お二人らしい”、
を撮影日だけで丸々理解するというのは難しいかもしれませんが、 事前にできるだけお話をして、自分なりにも理解して、 できるだけ寄り添った一枚を残したい。
少しでもお二人らしく、その人らしく、 そんな一瞬を残せるような写真を一枚でも多く撮れたら。
そして、 その姿を見て本人たちが自分たちの顔を、表情を、 雰囲気を知る、確認できる、それが新しい発見になる、
”ふたりらしい”に
できるだけ寄り添った写真を撮っていきたいと改めて思った撮影でした。

二人が思っているよりずっと お二人は素敵でしたよ^^



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